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鶏小屋の作り方は意外と簡単!?元とび職人が単管パイプで「メゾン・ド・コッコ」作ってみた

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鶏小屋の作り方は意外と簡単!?元とび職人が単管パイプで「メゾン・ド・コッコ」作ってみた

皆さんは「ニワトリを飼う」と聞くと、どんなイメージを持ちますか? 「庭でコケッと鳴いてて癒やされそう」「新鮮な卵が食べられそう」……。そんなスローライフな期待に胸を膨らませる方も多いはず。

しかし、現実は甘くありません。特に「住まい(鶏小屋)」に関しては。 今回は、わが家で烏骨鶏(うこっけい)のひよこが孵化したことをきっかけに、私が「本気すぎる鶏小屋」を爆誕させてしまった記録をシェアします。

元とび職人の意地と、予想外の出費に震えたリアルなDIYの裏側を、どうぞ最後までご覧ください!

始まりは「小さな命」の誕生から

すべては、手のひらに乗るほど小さな烏骨鶏のひよこたちが産まれたことから始まりました。 ピヨピヨと鳴く姿は、まさに天使。この子たちが安全に、そして快適に過ごせる場所を作ってあげたい……。親バカ(飼い主バカ)スイッチが完全に入った瞬間でした。

ひよこは成長が驚くほど早く、生後1か月もすれば立派な中雛になります。 「1か月後には外の小屋に引越しさせよう!」 そう心に決め、私は設計図(という名の手書きメモ)を書き始めました。

なぜ「単管パイプ」を選んだのか?

実は私、以前にも小屋を作ったことがあります。

写真を見てもらうと分かる通り、当時は「竹」を使って屋根や小屋を作っていました。 竹は風情があって良いのですが、やはり天然素材。数年も経つとどうしても劣化してくるんですよね。

「次は一生モノを作りたい。どうせ作るなら、台風が来てもびくともしない、人間が住めるレベルの強度を目指そう」

そう考えた私が選んだ素材は、単管パイプです。 ここで私の経歴を少しお話しすると、実は元とび職人。単管パイプは、現役時代にそれこそ腐るほど触ってきた「相棒」のような存在です。

「木材で作ったほうが安いし、可愛いんじゃない?」 そんな声も聞こえてきそうですが、実は私、大工スキルが皆無なんです(笑)。木を真っ直ぐ切って、ホゾを組んで……なんて高度なことはできません。 でも、単管ならクランプで締めるだけ。強度計算も頭の中でパパッとできる。 迷わず「鋼の城」を作ることに決めました。

超適当な設計図と、ナメていた現実(コスト)

意気揚々と描き上げた設計図がこちらです。

……。 「これ、設計図って呼んでいいの?」という声が聞こえてきそうですが、とび職人なんてこんなもんです(偏見)。頭の中に完成図さえあれば、これで十分なんです。

さて、必要な単管の長さを計算し、いざホームセンターへ。 ここで私は、単管DIYの洗礼を浴びることになります。

「単管パイプ、高っっっっっ!!!」勝手な予測で「まあ3万円もあればお釣りくるだろ」とナメていたのですが、骨組みとなる単管とクランプを揃えるだけで、一気に6万円が飛んでいきました。予算の倍です。この時点で私の財布は、ひよこの産声とは対照的に悲鳴をあげていました。職人時代は自分で買うことがなかったので…

骨組み組み立て編:プロの血が騒ぐ

財布のダメージを気にしていても始まりません。ひよこは待ってくれないのです。 庭に届いた大量のパイプを前に、いよいよ作業開始。

今回使用した材料は以下の通りです。

  • 単管パイプ
    • 1.5m × 6本
    • 1.8m × 3本
    • 2.0m × 3本
    • 2.5m × 11本
    • 3m × 3本
  • クランプ関係
    • 直交クランプ:約45個
    • 自在クランプ:4個
    • 単管ベース:6個

元職人なので、と言いたいところですが、一人で垂直・水平を見ながら組むのはなかなかの重労働。 でも、クランプをラチェットで締め上げる「カチカチッ」という音を聞くと、体が勝手にリズムを刻みます。 「あぁ、この強度……これなら人間が住んでも絶対大丈夫だわ」という変な確信を持ちながら、頑丈な骨組みが完成しました。

雨・日除け、そして「360度」の鉄壁ガード

骨組みができたら、次はインフラ整備です。 何より優先したのは「屋根」。作業中に雨が降っても中の木材が濡れないように、まずはポリカ波板(トタン)で屋根を作りました。

これで日除け対策もバッチリ。ひよこたちが夏場に熱中症にならないよう、高さを出しつつ風通しも考慮しています。

そして、鶏小屋作りで最も重要なのが「害獣対策」。 ニワトリ界の天敵は、イタチ、ハクビシン、アライグマ、そしてヘビ……。やつらは、ほんのわずかな隙間から侵入し、一晩で惨劇を引き起こします。

今回の工夫ポイントはここです:

  1. 床下まで完全防備: 害獣は地面を掘って侵入することもあります。そのため、地面から浮かせた木製の床を作り、その下も含めて360度すべて金網で囲いました。
  2. 床は人工芝: 普段は庭を自由に散歩してますが、寝床の掃除のしやすさと足への負担を考えて、木製の床の上に人工芝を敷いています。

木材を使って、寝室となる部分や扉を作成していきます。単管と木材のドッキングは、専用のクランプを使えば意外とスムーズ。 作業中も、ひよこたちが「まだー?」と言わんばかりに成長しており、焦る気持ち半分、癒やし半分で進めました。

完成!「メゾン・ド・コッコ」の誕生!!

仕事の合間、週末をフルに使って約1か月。 ついに「本気すぎる鶏小屋」が完成しました!

見てください、この威風堂々とした佇まい。 もはや「小屋」というより「鶏のアパート」です。

ウチで誕生した烏骨鶏に加えて、青梅市からいただいた軍鶏と追加の烏骨鶏が入居しました!!

さらに、こだわりは小屋だけにとどまりません。 庭の外周フェンスにグリーンネットを追加し、万が一の脱走や、飛翔能力の高い烏骨鶏が飛び出さないよう対策。

仕上げに外周ネットへライトを下げてみたら……あら不思議。

「これ、コッコカフェ開店できそうじゃない?」

夕暮れ時、ライトアップされた庭でニワトリたちが自由に歩き回る姿は、まるで南国のリゾート地のよう(笑)。 あんなに小さかったひよこたちも、今では立派な若鶏。 驚いたことに、教え込んだわけでもないのに、夕方になると自分たちでトコトコとこの小屋へ帰っていくんです。「ここが自分の家だ」と認めてくれたようで、飼い主としては感無量です。

まとめ:やってみてわかったこと

最後に、今回のプロジェクトを正直に総括します。

  • 製作期間: 約1か月(仕事の合間)
  • 総額費用: 約12万円(単管・クランプ・金網・木材・人工芝・ライトなど)
  • 正直な感想: 「12万かぁ……(遠い目)」

最初は「安く、頑丈に」なんて思っていましたが、結局こだわればこだわるほどお金はかかります。 木造で作ればもっと安く済んだかもしれませんが、元とび職人としてのプライドと、この「絶対に壊れない安心感」には代えられません。

これから単管DIYに挑戦する方へのアドバイス:

  1. 単管の値段をナメてはいけない: ホームセンターの価格表をしっかりチェックして予算を組みましょう。
  2. 設計図はもう少し丁寧に: 私のようなラフすぎるメモだと、買い出しの往復回数が増えます(笑)。
  3. 強度は正義: 出来上がった時の安心感は、何物にも代えがたいです。

大変な一か月でしたが、完成した小屋でくつろぐ烏骨鶏たちを見ていると、すべての苦労が吹き飛びます。 皆さんも、愛するペットのために(あるいは自分の趣味のために)、単管パイプで「鋼の城」を作ってみませんか? 予算は多めに見積もっておくことを、強く、強くおすすめします!