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たった600円のスマホ代滞納で家が買えない!?学校では教わらない「住宅ローン審査と信用情報」の残酷な真実

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たった600円のスマホ代滞納で家が買えない!?学校では教わらない「住宅ローン審査と信用情報」の残酷な真実

マイホーム探しにおいて、最も緊張する瞬間。それは「住宅ローンの事前審査」です。

「うちは車のローンもないし、消費者金融でお金を借りたこともないから、絶対に大丈夫!」
そう自信満々に審査に臨んだご夫婦が、数日後に銀行から「否決(審査落ち)」の通知を受け取り、目の前で真っ青になる姿を、私は何度も見てきました。

なぜ、借金なんてないはずの彼らが審査に落ちてしまったのか?
その原因の9割は、「携帯電話(スマホ)の分割払い」にあります。

日本の学校では、お金や「信用情報」について誰も教えてくれません。今回は、プロの不動産営業である私が、知らずに陥る「審査の落とし穴」と、あなたの信用情報が銀行にどう見られているのか、業界の裏側を包み隠さずお話しします。

あなたの借金もクレカも、銀行には「丸見え」です


住宅ローンの審査に出すと、銀行は必ず「個人信用情報機関」という場所で、あなたの過去のお金に関する履歴を照会します。
日本には主に以下の3つの機関があります。

CIC(シーアイシー)

主にクレジットカード会社や、携帯電話会社が加盟

JICC(日本信用情報機構)

主に消費者金融などが加盟

KSC(全国銀行個人信用情報センター/全銀協)

主に銀行や信用金庫が加盟

銀行はこの機関を通じて情報を共有しています。
つまり、「どこのカードを持っているか」「リボ払いの残高はいくらか」「過去2年間に、毎月期日通りに引き落としがされていたか」というデータが、1円単位で、すべて丸裸にされているのです。

「使っていないクレカだからバレないだろう」「ちょっと車のローンがあるけど隠しておこう」なんていう誤魔化しは、100%通用しない世界だと思ってください。

恐怖!「スマホの分割払い」を舐めてはいけない理由


そして、最も多くの方が陥る落とし穴が「携帯電話(スマホ)」です。
「携帯代の支払いが少し遅れたくらいで、なんで家が買えなくなるの?」と思うかもしれません。

    ここに、大きな勘違いがあります。
    毎月の携帯代は、「基本料金+通話料」と「機種代の分割払い」の2つで構成されています。
    通信料の支払いが遅れても、最悪スマホが止まるだけです。しかし、「機種代の分割払い」は、れっきとした【借金(ローン)】です。

    学生でもアルバイトでも、ショップで「月々数千円のプラスで最新機種が持てますよ」と言われて簡単に分割を組めてしまうため、借金をしているという感覚が全くありません。

    しかし、銀行の口座引き落とし日に残高不足で支払いが遅れると、それは「借金の返済を滞納した」という記録として、先ほどの『CIC』にバッチリ記載されてしまいます。これが数ヶ月続くと、信用情報に「異動」という文字が付きます。
    この「異動」こそが、世間一般で言うところの【ブラックリスト入り】です。異動がつくと、向こう5年間は住宅ローンを組むことがほぼ不可能になります。

    【実録】600円の滞納で審査に落ちたお客様


    以前、私が担当した外国籍のお客様で、本当に悔しく、胸が痛むケースがありました。

      その方は収入も安定しており、頭金もしっかり用意されていました。しかし、事前審査が見事に全滅。原因を調べるために信用情報(CIC)を開示してもらうと、そこに「異動」の文字がありました。

      原因は、数年前に使っていた携帯電話の機種代、わずか「600円」の支払い忘れでした。

      引越しに伴う口座の変更ミスか何かで、たった600円の引き落としが漏れていただけなのです。しかし、機械的に処理される信用情報においては、600円だろうが600万円だろうが、滞納は滞納です。
      一部の銀行では事情を説明すれば見逃してくれるケースもあるのですが、その方は外国籍だったため、そもそも「外国籍でも受け入れてくれる銀行」自体が限られており、打つ手がなく、マイホームの購入を当面見送らざるを得ませんでした。

      たった600円が、4000万円の夢を奪ってしまったのです。

      プロだけが知る「突破口」と「銀行の人情」


      では、一度でも信用情報に傷がついたら、絶対に家は買えないのでしょうか?
      実は、ここからが私たちプロの不動産屋の腕の見せ所です。

        ① ネット銀行の「CIC不開示」という裏道


        実は過去に、別のお客様で「携帯代の少額の異動(CICの傷)」があった方がいました。しかし、ある特定の「一部のネット銀行」に審査を出したところ、何事もなかったかのようにあっさりと審査を突破したケースがあります。
        これはなぜかというと、そのネット銀行(またはその保証会社)の審査基準において、特定のローンの場合は「全銀協(KSC)」の情報は見るけれど、「CIC」の細かい開示を行っていなかった(重視していなかった)からです。
        こういった「どの銀行が、どこまでの情報を、どう見ているか」というマニアックな審査のクセを熟知しているからこそ、通せるローンがあるのです。

        ② 地方銀行の「人情審査(ヒアリング)」


        また、AIによるドライな審査を行うネット銀行とは違い、地方銀行や信用金庫などでは、担当者が直接事情を聞いてくれる「人間の血が通った審査」をしてくれることがあります。
        滞納による異動があったとしても、「当時、病気で入院していてどうしても払えなかった」「銀行のシステムエラーが原因だった」など、「当時、本当に悪意なく払えなかった正当な理由」をしっかりと証明できれば、銀行側の判断で稟議を通してくれるケースもあるのです。

        【要注意】奨学金(育英会)の恐ろしい罠


        もう一つ、信用情報に関して絶対に知っておくべきなのが「奨学金(日本学生支援機構など)」の扱いです。

          実は、奨学金は毎月しっかり返済している限り、信用情報機関にはデータとして登録されていません。そのため、どれだけ多額の奨学金を借りていても、住宅ローンの審査の際に「毎月の返済額(返済比率)」の計算に加えられることはありません。

          しかし、一度でも支払いを滞納すると、その瞬間に「個人信用情報」にドカンと登録されます。

          一度載ってしまうと、それ以降は住宅ローンの審査において「毎月○万円の借金返済がある人」として計算の対象にされてしまい、住宅ローンで借りられる上限額が一気に何百万円も削られてしまうのです(業界ではそう言われています)。
          奨学金も、携帯電話と同じくらい「うっかり滞納」が人生を左右する恐ろしい要素です。

          まとめ:不安な方は、自己判断せずにプロへ相談を


          学校では絶対に教えてくれない、お金と信用のリアル。
          「携帯の分割払いくらい」「数千円の遅れくらい」という油断が、数年後のマイホーム購入時に致命傷となって牙を剥きます。

            もし、「そういえば昔、携帯が止まったことがあるかも…」「クレカの引き落としが間に合わなかったハガキが来たことがある」と少しでも不安に思った方は、絶対に自己判断で適当な銀行に審査を出さないでください。一度審査に落ちたという履歴は、他の銀行にも影響を与える可能性があります。

            まずは、信頼できるプロの不動産屋に相談してください。
            私たちなら、「個人信用情報を自分で取り寄せて確認する方法」から、「今のあなたの状況でもローンを通してくれる可能性が高い銀行の選定」まで、すべてをサポートできます。

            あなたの過去のちょっとした失敗を責めることは絶対にありません。どうすればその状況からマイホームの夢を叶えられるか、一緒に作戦を練るのが私たちの仕事です。