ここからは少し私の「本音」を言わせてください。
もし、勢いで買付(申し込み)を出したお客様が、あとになって「やっぱりやめたい」と迷い始めてしまったら。それはお客様のせいではなく、完全に私たち営業マンの「準備不足(営業力の弱さ)」です。
お客様が途中でブレてしまうのは、気持ちを固めるための「比較」や「見学」が圧倒的に足りていないからです。 「安いから早く決めないと無くなりますよ!」と急かして申し込みを取るような営業は、三流のやることです。

お客様は「営業マン」ではなく「物件」と会話して決める
本当のプロは、よく喋りません。 お客様の希望エリア「外」の物件もあえて沢山準備し、一番良い物件がより魅力的に引き立つような「見る順番(コース選定)」を緻密に設計します。
ご案内の序盤で本命の物件に出会い、「この物件にします!早く申し込みたいです!」とお客様のテンションが最高潮に達することがあります。営業マンにとっては一番ラクな展開ですが、私はここで絶対に申込書を書かせません。
お客様が「もうここが良いです。まだ見なきゃいけないんですか?(汗)」と疲れてしまっても、「まだです!」とあえてストップをかけ、用意した比較物件へと連れ回します。
なぜなら、比較対象がないまま直感と「勢い」だけで申し込んでしまうと、家に帰って冷静になった夜に必ず「本当にあそこで良かったのかな…」と強烈な不安が襲ってきて、気持ちがブレてしまうからです。
沢山の家を比較し、歩き、空間を体感する。 その正しいプロセスさえ踏めば、お客様は自然と「物件と会話」をして、自ら深く納得して気持ちを固めてくれます。ここまでくれば、その後の手続きでブレることは100%ありません。
数千万円の大きなお買い物を、よく喋る営業マンの「おすすめです」の一言で買う人はいません。
「仮押さえ」なんてしなくても、絶対にこの家が欲しいと心から思える。そんな後悔のない物件探しをエスコートするのが、私たちの本当の仕事です。

